アースセレブレーションは、日本が誇る和太鼓祭囃子集団、鼓童が、自分たちの住んでいる佐渡で、毎年夏に開催しているイベント。
鼓童って、日本ではそこまでの知名度がないのかもしれないけど、W杯の開会式で演奏をしていたり、ブルーマンと共演していたり。世界各国の有名なシアターで公演をしているらしい。
いまは坂東玉三郎が演出を手がけている。
イベント自体は、みなと公園でのフリーマーケット、フリーライブ、木崎神社でのフリーライブ、港周辺の商店街でのフリーライブ、それから城山公園で毎晩開かれる城山コンサート。フリーライブといっても、基本全てがアコースティックで、笛や太鼓などの人たちや、いわゆるお祭りっぽい、鬼や神さまが出てくる舞踊だったり、盆踊りだったり、どちらかといえば村祭りの雰囲気。
メインは城山コンサート。
以前は、初日が鼓童、2日目がゲストメイン、3日目は鼓童+ゲストで祝祭、という流れだったと思うんだけど、いまはいっしょくたになっている。
公園に入っていくと、老若男女、国内外問わない人たちが、芝生の公園にビニールシートをしいてゆったりしている。みんな入れるように、シートは詰めて敷いてくださいー、という、スタッフの声。
シートの上にはビールや街で売っているお弁当、などなど。のんびりした空気。
で、鼓童のコンサート。
2005は、カルロスヌニョスという、スペインのバグパイプ吹きがきていた。ゲド戦記のサントラを手がけた人。
バグパイプと和太鼓、祭囃子の相性は半端なかった。
2006はマタンゴという、ニューヨークのタップダンサー。ものすごいエンターテイメント感。
2012は吾妻なんちゃらって、三味線の人。
基本的にはビニールシートなんだけど、両サイドにはダンスフロア的に、フリースペースが作ってあって、そこはスタンディングで皆踊る。
外国人だらけ。
そんなこんななだけど、最後の最後、テンションがあがりにあがって、うわーーーーってなったとき、会場が総立ちになって踊り出す。立っちゃダメなのに。
あの感覚。
立たされるライブではなくて、全員が我慢できなくて立ち上がる。
あれが良かったんだろうなぁ、最初。
佐渡の街の空気感、それから素浜キャンプ場ののんびり感。
いかのうまさ。
かき氷のうまさ。
寿司のうまさ。
そして最後の最後。
帰りの船に乗って出港しようというしようというまさにそのとき。
鼓童の皆様が桟橋で太鼓と囃子で見送ってくれる。
初めてのとき、このタイミングでものすごいスコールが降ってきて。。。。
涙雨というかなんというか。
感動すぎるお別れ。